真冬の中、寒そうにキャッチをしていたガールズバーのキャスト
本当に寒くて辛そうだったので一杯だけ付き合うことに。
「めちゃくちゃ寒かったから、すっごい助かる~ありがとう!!」
彼女のとびっきりの笑顔に、ついつい心奪われてしまう…。
「引っ越したばかりで友達いないんだ…だったら私が友達になってあげるね」
それ以降、たまにガールズバーで遊ぶことになった僕。
人柄がよすぎる彼女と会うたびにふつふつと胸が熱くなる。
だが、所詮は客とキャスト…イケメンでもない僕が彼女と付き合うことなんてないだろう…
そんな或る日、いつものようにガールズバーに行くと彼女が他の客を接客していた。
たちが悪い客で軽くセクハラしてきたが、彼女は笑って大人の対応をした。
その客にイラっとしたのと…ついつい嫉妬してしまった。
ガールズバーだから、そんなこともあるだろう…そう自分に言い聞かせても胸がズキズキして痛い…
彼女が僕のところにきて、
「どうしたの?そんな不機嫌そうな顔をして?…もしかして私がお客さんにセクハラされてるの見て嫉妬したの?」
小悪魔的な笑顔で僕をみてくる。
「嫉妬してくれて嬉しいな~」
まわりの人がみてない隙をついて、僕にいきなりキス。
「出会った時から、この人いいなぁ…って思ってたんだよ。嫉妬してくれて、本当にありがとう。私の気持ち、分かるでしょ…?」
突然の告白に頭真っ白の僕。
「今晩はずっと一緒にいてくれる…かな?」
片思いだと思っていたのが、両想いだったなんて…ついに僕にもモテ期到来だッ!!
※この作品はバイノーラル録音されておりますが、視点移動により音声が連動するものではありません。